近年、地球温暖化が地球規模で問題となっております。その原因の一つは、大量の化石燃料の消費によって、二酸化炭素(CO2)の排出量が急増したためと言われております。また、鉛やカドミウム、ヒ素等の有害物質が検出される産業廃棄物の不法投棄が大きな問題となっております。日本では年間約4000万個の電池が産業廃棄物として処理されていますが、解体処理は複雑でコストも掛かるため不法投棄が後を絶ちません。地球を守り、次世代に美しい地球を残したいと考える当社では、ライフサイクルアセスメント等さまざまな環境保護プランニングを提案しております。
バッテリーリユースとは、劣化したバッテリー(鉛蓄電池)を再利用できる状態まで復活させ、廃棄することなく再利用することであります。使用できなくなったバッテリー(鉛蓄電池)を産業廃棄物として処理せずに、定期的にリユースすることにより寿命を大幅に伸ばすことができるため、経費削減や環境保護など大きなメリットがあります。
バッテリーの主な劣化原因はサルフェーション(非伝導性結晶皮膜)であります。サルフェーションとは電解液中の硫酸イオンが電極に蓄積し結晶化してしまうため充放電能力が低下する現象であります。このサルフェーションは電気的に抵抗体であるため、発熱や充電不足を発生させ、電極破損の原因となります。電極破壊が起こる前のサルフェーション障害のみによるトラブルについては、95%以上の能力回復が期待できるため、定期的にリユースすることにより、バッテリーの延命が可能であります。また、リユース不能バッテリーについては、電極(鉛)やプラスチック部品はリサイクルし、バッテリー液は指定業者により適正に処理いたします。カートなどの小型バッテリーから大型バッテリーのリユースなどを検討のお客様は、当社までご連絡ください。お客様のニーズに合わせプランニングいたします。